「へやんぽ」って何

「へやんぽ」
デグーを飼わなければ一生知らないままだったと思う単語のひとつです。
要は室内でおこなう「さんぽ」です。部屋を散歩するからへやんぽ。部屋んぽと書く人もいます。
正直、「なんやねんその略し方…」と思っていた時期もありますが、今ではもう「へやんぽ」でTwitter検索する段階には来ています。
デグーを飼う皆さん、どんな「へやんぽ」をされていますか?
これからデグーを「へやんぽ」させる方は、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
へやんぽ歴5年の私が、我が家のへやんぽ事情をご紹介します。へやんぽ歴って人生で初めて使いましたが、参考になれば幸いです。

へやんぽ(部屋んぽ)に勤しむデグー

へやんぽの頻度

理想は毎日、私は週イチ。

デグーは好奇心が旺盛で知能も高いため、退屈がストレスになります。

ケージの中で同じ生活をさせるより、外(部屋の中ですが…)で思うままにウロチョロさせることで、デグーの気分転換になり、心身の健康に役立ちます。もちろん、嫌がっているのを無理に出す必要はありません。

へやんぽの長さ

ほどほどに。我が家は30分~1時間。

せっかく部屋んぽさせるなら、なるべく長く遊ばせたい!という気もするのですが、あまり外にいる時間が長いと、ケージにいることがストレスになる場合もあります。

気をつけること

・あぶないものを置かない(かじるよ!)
・安全な場所を確保する(にげるよ!)
・はさまない、踏まない(いるよーー!)

以下で、もうちょっと詳しく書いていきます。

・あぶないものを置かない(かじるよ!)

デグーは目に映るものすべてかじると思って対策したほうが良いです。家具はもちろん、電気コードや牧草のビニール袋など、かじられたくないものや、かじる・触れることによってデグーの健康を損なうおそれのあるものは取り除いた環境に放ちましょう。

・安全な場所を確保する(にげるよ!)

侮ってはいけないのがデグーのジャンプ力。個体差はあれど、ハムスター用はおろか犬猫用のサークルでも飛び・乗り越えることがあるので、我が家ではコード類を取り除き、ドアも窓も閉めた環境に放っています。

特に窓ですが、人間にとっては大した事のない音でも、デグーにとっては気になる場合があります。我が家の場合も、へやんぽの時に窓を開けていたことがありますが、外の音にビクビクしていたので今は閉めています。あとは、デグーって犬猫以上に、外へ出たらもう二度と会えない気がします… わりと田舎なので、お隣さんで見つかったら駆除されると思うんです…

賃貸だし、部屋に放つのはちょっと…という場合は、ここ(飾り枠やさん)とかでかじる用の枠や壁紙なんかを用意するのがおすすめですが、客観的には若干どうかしていると思います。ダンボールなどでサークルを作って遊ばせるのがおすすめです。100均には色々な材料があるので、立派なアスレチックができるはずです。

・はさまない、踏まない(いるよーー!)

うっかり踏む・蹴る・ドアに挟む・ケージの下敷きにする…。上記の注意も、すべて飼い主である人間が気をつけてあげなければ、せっかくの「へやんぽ」が悲しい事故のもとになってしまいます。

見てください、カメラでも追えないくらいニュルっと動くんです。

ニュルッと動くデグーを捉えました

そんなことより偉そうに語ってる飼い主の部屋が激汚くて草。

そんなことより汚いへやんぽ会場

まとめると、へやんぽはできるなら毎日、安全には気をつけて楽しくデグーを放ちましょう。ケージの中でも楽しく過ごせるよう、回し車やおもちゃ、ステージなど、工夫どころはたくさんあります。(参考:軽石を秒殺した話

Author: degu-mohu