前の記事では「多頭いいよ!多頭!」みたいなことを書きましたが、
それならなぜ私は単頭でもデグーを飼っているのか?
それは…
それはそれで良いから!
です。
単頭は単頭、多頭は多頭で良い所があります。
今回は「単頭」に焦点を当てて、メリット・デメリットをお伝えします。
将来的には群れで飼いたいですけどね!無限に増えちゃう…
単頭飼いのいいところ
・ベタ慣れ状態になりやすい
いわゆる、「あなただけ!」状態なので、デグーがなつきやすいです。
ペットとしてデグーを飼う以上、なつかれて困ることはないでしょう。
手の中で眠ってしまうくらい、飼い主に心を許しているデグーもいます!
・芸を覚えやすい
上記のようにデグーと飼い主の絆が深まりやすいため、芸も仕込みやすいです。
芸を覚えさせることが目的というよりは、デグーは知能が高く、コミュニケーションが好きな動物なので、新しい芸を覚える→褒めたりおやつをあげたりする→楽しい!といった、コミュニケーションの1つとして有効です。
・健康管理がしやすい
これは多頭飼いもしているからより思いますが、1匹だとどのエサをどの程度食べたか、水をどれくらい飲んだか、フンや尿に問題ないか…等々、容疑者が1匹しかいないのでとても分かりやすいです。
特にわが家で多頭飼育中のデグーは、コピペしたんか?と思うほど似ているので、難易度が高くて… 幸い、2匹とも元気で助かっていますが…
飲んでる飲んでる。
単頭飼いのデメリット
・飼い主がいない間、さびしい
さびしい、と書くと可愛いですが、場合によっては寿命を縮めることになります。特にオスは寂しがりな傾向が強く、飼い主に会えないストレスで脱毛症になった例もあります。
これはデグーの知能が高いゆえの特徴かなと感じます。
さびしい…
・運動不足になりやすい
よくデグーを人間にたとえたくなるのですが…
例えば、パートナーと2人暮らしで、自分だけ家で過ごす日が続く、しかもやることは無く、外に出ることもできないとしたら、退屈で、だらだらしてしまいませんか?
Wii Fitがあればギリ運動するかもしれませんが、やることもなく家にいては運動不足になりやすいのはデグーも同じです。
飼い主がいないと「つまらない…」 と、どうしても寝て過ごしがちになるため、運動不足にならないよう注意が必要です。食事を与えすぎないようにしたり、おもちゃを用意したり、毎日しっかり遊んであげたりする必要があります。
もう寝るしかないデグー。
・デグー同士で仲良く過ごす姿を見られない
これは、だから悪いという訳ではありませんが、せっかくなら見てほしいなぁと思う多頭脳の独り言とも言えます。
デグーは「アンデスの歌うネズミ」というキャッチフレーズがあるくらい、豊富な鳴き声を使い分けてコミュニケーションを取る動物です。
仲良しな飼い主になら鳴き声を聞かせてくれることもありますが、デグー同士の謎の掛け合いはずっと見ていられるくらい可愛いです。「ボクシング」とも呼ばれる小競り合いや、これまたよく聞く「お団子」状態も、1匹では見られないものです。
以上のように、単頭飼いにもメリット・デメリットがあります。
ただ、家を空ける時間が多くても、ペット用のカメラでコミュニケーションを取ったり、家にいる時間でしっかりと信頼関係を築いたり、もしくは人間側の家族を増やしたり、いくらでもやりようはあります。
単頭・多頭のどちらで飼うにしても、それぞれのメリット・デメリットをふまえ、一人ひとりに合ったデグーライフを送っていただければと思います。