なるほど…デグーを家族に迎えるとして、
1匹にしようか多頭にしようか迷ってるんですね?
現在、わが家では多頭と単頭、どちらでも飼育中なので、
その経験からメリット・デメリット的なことをご紹介します。
個人的には多頭がおススメですが、多頭ならではのリスクもあるので、
飼う場合にはそれぞれの状況によって判断いただくのが良いと思います。
多頭飼いのいいところ
・野生化に近い環境で、デグーの良さが無限大
野生化のデグーは群れで生活します。
(オス1匹に対してメス1~3匹程度のハーレムスタイル)
そのため、多頭飼いなら、デグーがより自然に近い形で暮らせます。
デグー同士で会話(?)する様子や、前足でバシバシどつきあう小競り合い、そしていわゆる「デグ団子」など、かわいいデグーの見どころ×無限大です。
・デグーがさみしくない
デグー同士でコミュニケーションが完結するので、
1匹で飼うよりもデグーが寂しくならない点もメリットです。
オスの方がさみしがり傾向が強いそうです。
まぁ個性ですが、人間と一緒ですね。
こんな感じで、町田リス園でもデグーの群れをウォッチングできます。
町田リス園のかたはfacebookでもデグーを紹介してくれるし、最高です。
こちらは私が興奮しながら撮った写真なのでちょっと暗いですが、このように自然に近い群れで暮らす様子が見られるのは動物園ならではですね。
・病気になりにくい ※超個人的見解
1~2カ月の小さいうちは身体も小さく、大人に比べて体温調節が難しいです。
特に寒さについては、ケージを置く床付近の気温が下がりがちなこともあり、要注意です。
また、個人的な話ですが、過去に赤ちゃんハムスターを飼っていて、
冬に擬似冬眠からそのまま死なせてしまったことがあるので、寒さが本当に怖いです…
エキゾチックアニマルゆえ、まず病院選びの時点でハードルが高いこと、
デグーの性格上、病院へ行くストレスにより体調が悪化することもあるため、
多頭飼いならひっつきあってて冷え知らず、という点で安心です。
多頭飼いのデメリット
・人間になつきにくくなる
多頭飼いは良く言えばデグー同士でさみしくない、
言い換えると「人間なんざいらねーぜ!」ということ。
まぁこれも個性なんですが、デグーがいる分、人間の存在感は薄くはなります。
・単頭飼いの準備も必要
デグーにも人間同様、相性があります。
どうしても合わない相手っていますよね?
「多頭飼いで飼おう!」
と思ってデグー達を一緒のケージに入れても、
ケンカを繰り返す、片方がおびえてしまう、エサを独り占めしてしまう等、
多頭の方がかえってデグーのストレスになる場合もあります。
デグー同士が徐々にお互い慣れていけるような方法もありますが、
ケージを離して飼うことができるような準備は必要です。
・オス×メスの同居は要注意。
多頭飼いは基本、小さい頃から一緒にいる個体の、「同性同士」が鉄板です。
ただ、大人になってから多頭飼いを始めることも不可能ではありません。
大人になってから仲良くなりやすいのはオス・メスの組み合わせですが、
彼らも大人なので、子どもが生まれる可能性があります。
もちろん、それが目的ならとても嬉しいことですが、
初産でも4匹ぐらいは生まれるので、どんどん増えます。
さらに、何度か妊娠することも可能なので、
母体の年齢によっては子育ても、妊娠そのものも大きな負担になります。
※その度にケージを増やして、デグーマンションができたら是非呼んでください
わが家の多頭飼いはこんな感じ
メス同士の、同じ日に生まれた2匹が同居しています。
ある程度のマウンティングはありますが、仲良しこよしの癒しです。
アメリカの栄養豊富なオヤツを競うように求めています。
もう年なので、こんな高カロリーそうなオヤツを与えることはもうあるまい…
多頭飼いは上記の理由から個人的にはおススメですが、
多頭だから良い・単頭だからダメということはありません。
どちらの場合でも飼い主が適切な知識をもって接することができれば、
デグーと楽しく暮らしていけるはずです。
自然主義なんて言い出したら、野生から捕まえないといけませんし、
そんなことができるのはポケモンの中くらいです。
楽しいデグーライフの参考になりますように!